コンセント位置で暮らしが変わる！LDKで見落としがちなポイント

最終更新日：2025/01/21

こんにちは！
岐阜市・関市・大垣市・一宮市のデザイン×リフォーム専門店　森住建リビングLABO　山口です。

今回は「コンセントの位置」についてお話しします。

現代の家庭では、スマート家電やデジタル機器の普及により、コンセントの重要性がますます高まっています。リフォームや新築時にコンセント位置を計画する際、ただ「壁に設置するだけ」では生活の利便性を十分に引き出せません。この記事では、家具の配置や使い方に応じた「効果的なコンセント設置場所」や、見逃しがちなスペースについて詳しく解説します。

1. コンセント配置を考える際の基本ポイント

コンセントの数と位置を決めるポイント

コンセント計画を立てる際、以下の3つが重要です：

家具や家電の配置を想定する
ソファ、テーブル、テレビボードなどの位置を事前に考慮しましょう。コードが届かない問題を回避するためです。
機能的な動線を意識する
家族の生活動線をイメージし、どこで家電を使うのかを考慮します。例えば、キッチン周辺では家電の使用頻度が高いので、コンセントを多めに配置するのがおすすめです。
フレキシブルな設置
必要に応じて延長コードやタップを使うことも可能ですが、できるだけそれに頼らない設計にすることで、部屋の美観や安全性を保てます。

2. LDKでの効果的なコンセント配置アイデア

リビング：快適なくつろぎ空間をつくるコンセント配置

ソファの横や後ろに設置
スマホやタブレットの充電に便利です。サイドテーブルがある場合はその近くに配置すると、ランプや加湿器も使用できます。
テレビボード周辺
テレビだけでなく、ゲーム機やサウンドバー、セットトップボックス（例：Apple TVやFire TV Stick）などを接続することを想定して、コンセントは最低でも4口以上が必要です。また、配線をスッキリさせるために「壁掛けテレビ用コンセント」も検討しましょう。

ダイニング：多用途なコンセント配置

ダイニングテーブル近く
ノートパソコンやスマートスピーカーを使う場合に便利です。テーブルの脚に絡むコードを避けるため、床下配線やカウンター近くの壁面コンセントもおすすめです。
カウンター下
ダイニングカウンターがある場合、小型家電（コーヒーメーカーやトースター）の使用を想定してコンセントを設置します。

キッチン：作業効率を上げる配置

調理台の近く
電子レンジ、炊飯器、ミキサーなどの調理家電のために、調理台近くに複数のコンセントを配置します。また、ポップアップ式の「隠しコンセント」をカウンターに埋め込むアイデアも便利です。
冷蔵庫や食洗機用の専用コンセント
大型家電には専用回路を設けたコンセントが必要です。これはブレーカーが過負荷にならないための対策です（後述の専門用語解説を参照）。